ブラジル国内ニュース(アーカイブ)
母親が知人と偽装強盗=アルバム代不払い目論む
ニッケイ新聞 2011年7月27日付け
リオ市西部のバンデイランテス道で25日午後起きた強盗事件は、娘の卒業アルバム代を払いたくない母親が目論んだ茶番劇だったと同日付G1サイトが報じた。
26日のテレビニュースなどでも報道された事件は、娘の卒業式の写真を集めたアルバムを注文した女性が、アルバムの受け渡し場所を指定し、写真家が品物を持って現れたところに強盗が現れたという筋書きだ。
車に乗った男性がアルバムを持ち去る様子を見ていた歩行者が警察に通報したため、付近をパトロール中だった警察車両が不審車を追跡。男性はほどなく捕まり、警察署に連行された。
ところが、男性が連行された警察署は、写真家と母親が被害届けを出しに来たのと同じ署。この時点で、男性と母親は互いに顔見知りである事が判明し、アルバム代を払わなくても済むよう、偽装強盗を計画した事を自供したという。
警察によると、男性の使った車からは、ある軍警の名前が入った書類が見つかっており、容疑者は、軍警採用試験に受かり、現在警備員として働いている男性の息子である事が判明したという。