ニッケイ新聞 2011年8月26日付け
2009年の調査によると、カトリック信者だという人の数が人口の68%に減り、これまでの最低となったと24日付伯字紙が報じた。
2003年に行われた調査でのカトリック信者の割合は人口の74%だから、6%ポイントの減少となるが、その一方で増えているのは、無宗教の人。カトリック信者の減少と無宗教者の増加は全ての社会階層で共通して起きているという。
地理統計院(IBGE)のデータを解析したジェツリオ・ヴァルガス財団の経済学者、マルセロ・ネリ氏によると、カトリック信者の減少などと共にめだったのが、プロテスタント(新教)の一部であるペンテコステ系信者の数の伸びが鈍って来たこと。アッセンブレイア・デ・デウスやウニヴェルサルなどの信者はC〜Eクラスが13〜15%と多めだが、全体としては2003年の12・5%から12・8%への微増にとどまった。