ニッケイ新聞 2011年8月26日付け
ブラジル日本語センター(当時の日本語普及センター)が1991年に派遣した『ブラジル少年少女訪日使節団』のメンバーが16日に同窓会を開き、20年越しの再開を果たした。団員たちは現在30代。遠く外国に在住している人も多いなか、派遣された32人の内13人もが参加し、団員の自宅で同窓会を行った。
「使節団に参加して世界が広がった」と皆当時の貴重な経験を懐かしく振り返った。帰伯後もお茶、音楽や漫画など日本文化に親しみ、デカセギや留学のため再訪日した話に花が咲いた。留学中NHKに就職し、今も日本に在住している団員もいるという。
当時のブラジル日本語センター理事長で団長を務めた鈴木武さんも出席し、「皆それぞれ日本での経験を活かし、人生を送っている。日本文化の普及を願っていた私には本当に嬉しい報告だった」と喜んだ。
団員たちは今後も定期的に連絡を取り合い、同窓会を開く予定だという。