ニッケイ新聞 2011年9月13日付け
在クリチーバ総領事館から2011年春の邦人叙勲で旭日双光章を受章した弁護士の石谷喜義さん(73、香川)が、7月5日に外務省で行なわれた「平成23年春の叙勲重光章等勲章伝達式」に出席した。今回は桐花大綬章、旭日章及び瑞宝章を合わせ、国内外から4064人が受章した。
式典では厳かな雰囲気の中、高橋千秋外務副大臣から勲章と勲記が伝達され、天皇陛下との面会を果たした。
石谷さんは、「このように表彰して頂けるとは夢にも思っていなかった。素晴らしい贈り物」とニッケイ新聞の取材に喜びを語った。
クリチーバ市に事務所を構え、日ポ両語に堪能な弁護士としてパラナ州進出日本企業の事業拡大、また同州日伯商工会議所の法律顧問として会員企業の発展や日伯親善に寄与して約半世紀。フィリピンの名誉総領事も務める。
「日系企業や日本政府のために働き、両国を繋ぐ役割を担えることは大きなやりがい」。すでに定年を迎えたが仕事への熱意は尽きず、「150歳までずっと現役ですよ」と気概を見せた。