ニッケイ新聞 2011年9月14日付け
2014年のワールドカップ(W杯)がサンパウロ市の小零細企業にもたらすビジネスチャンスについてジェットゥリオ・ヴァルガス経済財団(FGV)が行った調査が、Sebrae(中小企業支援サービス機関)によって12日発表された。
アグリビジネスや木製品製造業、織物業、観光業、観光向け産業、サービス業、情報技術産業と7つの分野合計で456件のビジネスチャンスが特定された。
「我々は、大サンパウロ圏東部のイタケーラ地区周辺とスタジアムの周りを中心に、多くの商品やサービスを提供するための機会があるとみている」と同機関のルイス・バレット会長は述べている。
調査で注目を集めたのは情報技術産業で、80ものビジネスチャンスが確認された。続いてアグリビジネスでは75のチャンス、観光業と観光向け産業あわせ139ものチャンスがあると推測された。