ニッケイ新聞 2011年9月16日付け
サンパウロ市と海岸部をつなぐイミグランテス街道41キロ地点(サンパウロ市向き方向、サンベルナルド市付近)で15日昼の12時45分ごろ、50台以上が玉突き衝突する自動車事故が起き、午後3時時点で少なくとも2人の死者と12人の負傷者が出ているとG1サイトなどが報じている。
発端は、海岸向きの路線を走っていたトラックがコントロールを失い、反対車線に飛び込んだことだと見られている。
事故当時、濃い霧がかかっており、30メートル先も見づらい状況になっていた。次々に車両がぶつかり、もれたガソリンに引火して爆発まで起きた。車線を封鎖して、17台もの消防車が現場に駆けつけ、消火活動が行われた。救命ヘリコプターも2機も上空から、状況を監視するなど大変な騒ぎとなった。
負傷者はジアデマ、マウア、サントアンドレー、クバトン、サントスなどの病院に緊急輸送された。死者の1人はトラックの運転手のようだと報道されている。