ニッケイ新聞 2011年9月21日付け
リオ市バーラ・ダ・チジュッカ区で18日、法学部の男子学生(24)がカギのささったままのバスを盗み23キロを暴走、18台の乗用車と衝突した後、警察車に囲まれ現行犯逮捕された。事故に巻き込まれた市民1人が負傷した。「間違ったことをやったのは分かっているけど、カギが付いていたからつい盗もうと思った」と容疑者は述べており、犯行時、麻薬とお酒を飲んでいた。「あの時は本当の自分じゃなかった(fora de si)」とも言い訳しているが、それも含めて「自分である」ことを良く認識すべきか。
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リオ市南部のコパカバナで19日未明、非政府組織『リオ・デ・パス=(平和なリオ)』のボランティアらが黄色と緑色に塗装されたホウキ594本(議員と同数)を砂浜に植えた。行為は、国の汚職に対する抗議を表している。同グループは、「連邦議会、ブラジルの汚職を掃くのを手伝って」と書かれたバナーも掲げていた。この調子だと、ジウマ政権6人目の大臣交代もそう遠くないかも…。
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ゴミ捨て場の跡地に建設されたショッピング・ノルチがガス爆発の危機にあるとの報道の後も、何事もなかったかのように客が絶えないと20日付けエスタード紙が報じている。同ショッピングはこの件で毎日1万7千レアルの罰金を科せられた。一月分なら50万レアル以上であり、通常の商業施設であれば経営を左右するような金額だが、同ショッピングは馬耳東風のよう。周り巡ってそれを払うのは、結局は利用客だから?