ニッケイ新聞 2011年9月22日付け
南米一、世界第三の規模を誇る美容業界フェイラ『第7回Beauty Fair』が、サンパウロ市エキスポ・センター・ノルチで10〜14日まで開かれ、450社が1千種を超える各種商品を展示した。8万平米以上もある広大な会場を埋め、連日美容業界関係者らが続々と訪れた。
初日には、ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事、ジルベルト・カサビ市長も訪れ、開会式には大部一秋総領事夫妻、西本エリオサンパウロ州議、2010年度ミス・ユニバースのシメナ・ナバレッチさんらも列席した。
同フェア名誉実行委員長を務める池崎商会の池崎博文社長は、「これから更に、他に類を見ない立派なフェアに成長させることを約束する」と挨拶、ダヴィ・ザイアサンパウロ州労働局長は、「業界の発展を促進させ、雇用増加に繋げてほしい」と激励した。
ブラジル美容衛生商業協会(ANABEL)の会長で元連邦下議のウィリアム・ウー氏は、「今後は市とも提携し、化粧品容器の収集所を設け、消費者を対象としたリサイクル事業に力を入れる」と新たな方針を発表した。
エドワルド・ジョージサンパウロ市環境局長も「これからは経済や社会の発展に環境という視点が必要」と事業の必要性を強調した。
会場はヘア、エステ、マニキュア、メイク、商業の各部門に分かれ、ブースにはヘアケア商品、化粧品、美容電化製品など新商品がずらりと並んだ。
買い物袋を手にしたエステティシャンのサンダ・ホザリオさん(38、サンパウロ市)は、「品揃えが豊富で通常より易く買えるのがフェアの魅力」と嬉しそうに語った。
また有名アーティストらが新技術を普及する数多くのワークショップや講演会、討論会も盛況だった。
今年で4回目の参加というカチア・アパレシーダ・フランセーザ・ダ・シルバさん(29、サンパウロ市)は、「新しい技術や商品の使い方が学べるので毎年来ています」と話していた。
同フェアの詳細はサイト(www.beautyfair.com.br)で確認できる。