ニッケイ新聞 2011年9月23日付け
パラナ州クリチーバで『MEMAI』という名の日本文学・芸術専門の季刊紙が発行されている。最新号では同州出身のオスカール・ナカサト氏の小説『NIHONJIN』、HAIKAIなどを特集している。サイトでは「外国人が 日本文化に触れるとき、曖昧な感覚に晒される。感銘を受けると同時に見るべき方向がわからず、眩暈のようなものを感じるもの。読者が日本文学・芸術に快く接触できるよう、この甘やかな眩暈へと誘います」。タイトルの由来、わかったようなわからないような…。
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日本からの食品輸入規制で日本製の麺が入手できず、代替メニューで営業していたリベルダーデ区の『らーめん和』だが、このたび晴れて日本製の麺が到着し、本日(23日)からラーメン提供が再開するという。ちなみに代替メニューだったうどん、カレー、牛丼などは同店の向かいに10月15日開店予定の「エスパッソ和」で引き続き提供されるとか。
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今日23日は、日本の秋分の日。つまりブラジルでは春分の日にあたり、暦の上の春となる。とはいえ真夏日が続いたり、朝晩冷え込んだりと「1日に四季がある」サンパウロでは、日本のような実感を伴わないのも事実。季節の変わり目ともなれば体調を崩すのがお決まりだった来伯一年の耳子だが、当地に移り住んでからは健康そのものの毎日。ただ雨が降らない昨今、大気汚染のせいか喉の痛みがヒドイような…。