ニッケイ新聞 2011年9月29日付け
ピラール・ド・スール文協が開催した敬老会では、日本から帰国したばかりで8月半ばに日本語学校に入学した奥田みつえさん(16)、しんじ君(13)姉弟が獅子舞を発表した。道具がないため、数日かけて家族と一緒に作ったそう。10年以上過ごした日本で獅子舞グループに参加していた二人、「獅子舞部を作りたい」。新たな文化交流の始まりに期待。
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口笛音楽協会が9月に発行した「口笛新聞」によれば、口笛には健康増進、痩身効果があるとか。「内臓のストレッチ」ともくさんが説明するように、深く呼吸をすることで腹筋や顔の筋肉が刺激されるという。更に体操を加えた「健康くちぶえ体操」なるものもあり、参加者の「日々若返っています」との声が載っている。確かに、もくさんも来年古希を迎えるとは思えない若々しい表情。
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250人に1人—。『第5回世界のウチナーンチュ大会』が10月中旬に沖縄県で開催されるにあたり、県内では通訳ボランティアを募集している。しかしポ語通訳がわずか4人とあり「大幅不足」と沖縄タイムスが報じている。ブラジルから参加する約1千人の中には日本語を話せる人もいるだろうが、前回より三世以降が多い今大会だけに受け入れ側も少々焦り気味の様子。迫力のエイサーや三線の音色など、言葉のいらない交流が中心となる!?