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福岡県人世界大会=関係者が意見交換のため来伯=母県での13年開催に向け

ニッケイ新聞 2011年10月14日付け

 福岡県で2013年に『第8回海外福岡県人世界大会』が開催されるにあたり、福岡県新社会推進部国際交流局の田中和男企画主幹、商工部国際刑事観光課の初田寿課長補佐、財団法人福岡県国際交流センターの平野祥司課長が8日から来伯、ブラジルの県人らと意見交換を行なっている。
 世界大会は3年に一度行われており、昨年の第7回大会はサンパウロ市で開催。9カ国21県人会の代表が集まる「県人会代表者会議」や「若者の集い」のほか、郷土芸能が披露される。
 ブラジル福岡県人会の丸林茂樹、田中公両副会長の案内で来社した平田さんは、「全国で4番目に移住者が多い県であり、県人会とのつながりも強い。今回は里帰りも兼ねた特別な大会。今までにないイベントを行うため皆さんの意見をお聞きしたい」と交流に期待を込める。
 田中さんは「県人の方は人的財産。ブラジルと福岡のつながりも、皆さんあってこそ」と話す。
 15日まで滞在、モジ、スザノ、クリチーバの各支部で県人会員と意見交換、県費留学生OBとの懇親会も予定する。
 初田さんは日系企業やブラジル日本商工会議所を訪問予定。「県内中小企業のブラジル進出の可能性を探り、支援できれば」と意気込んだ。