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イタリア移民=130周年の祝賀始まる=開会式は15日にリオで=サンパウロ州での企画は約500

ニッケイ新聞 2011年10月15日付け

 10月15日から2012年7月にかけて行われるイタリア移民130周年記念祝賀の〃モメント・イタリア—ブラジル〃の開会式を目前とした13日、サンパウロ州政府が州内11市で行われる約500のイベントを発表したと14日付エスタード紙が報じている。
 約9カ月間に渡る移民130周年の祝賀会は、ブラジルとイタリア両国政府の合意によるもので、二国間の関係をさらに深めるため、国内18州で様々なイベントが予定されている。
 開会式は15日にリオ市のシネランジアで行われ、アルコス・ダ・ラッパでは両国の歴史をテーマにしたダンスも披露される。
 サンパウロ州では13日に州内11市で行われる予定のイベントを発表。その内容は文化、経済、社会など多岐に渡り、約500の企画を発表する式典には、ジェラウド・アルキミンサンパウロ州知事とイタリア領事のマウロ・マルシーリ氏が列席した。
 サンパウロ州での開会式に相当するのは、サンパウロ市で16日に予定されている三つのオプション。
 パウリスタ大通り2073番のコンジュント・ナシオナルでは、イタリア人写真家の作品とイタリア人のジャーナリストの筆による「ブラジル内のイタリアDNA」と題した展示会が開かれ、国内で活躍するイタリアからの一世やその子孫を紹介。入場料は無料だ。
 また、パルキ・ド・ポヴォ公園から11時出発の「イタリアからブラジルへ」と題したサイクリングも参加無料。
 午後5時からはサラ・サンパウロでのコンサートも予定されており、第1バイオリンはイタリア人のエマヌエレ・バウディニ氏が務める。こちらは56レアルまでの入場料がかかる。
 その他のイベントの一つは、サンパウロ市内のイタリアと関係の深い場所を巡るバスツアーで、来年の3月から8台のマイクロバス(16人乗り)が四つのルートを走ることになる。
 ツアーは、2004年のサンパウロ市政450周年の時に行われたツアーを改善したもので、イタリア人によって作られた記念碑や地区を巡るルートが引かれた。
 同ツアーは、2012年3月〜12月まで毎週日曜日に行われ、午前9時から午後6時までのツアー料金は、1人あたりランチ込みで30レアルとなっている。

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