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ニッケイ新聞 2011年11月5日付け

 現在、査証申請から発行まで最短3日間。「総領事館外で受付をすれば、もっと手間がかかるのでは…」との旅行会社関係者から懸念の声も。野村和久領事に尋ねたところ、サンパウロ市内のセンターは領事館近くに設置、現在の受付け用人員は審査に携わることから「書類の移動時間を考慮しても時間短縮が可能」と胸を張る。ちなみに外務省がタイ日本国大使館で行なった試験的運用は成功し、すでに本格的に稼働中とのこと。
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 東日本大震災で福島県からの補助金が見込めないことから「活動資金に充てよう」と会員らの熱も入った『喜多方ラーメン祭り』。厳しい評価もあったが、指導にあたった内藤啓一さんによれば「麺の手作りは難しい。日本でもほぼ機械製」と来年からは輸入する考え。しかしながら手持ち器具を最大限活用し、茹で方にも工夫を凝らした。スープは同県庁から1箱贈られた土産用商品を試食し味を吟味。曽我部事務局長が再現を試み「ようやくできた納得の味」。みんなの地元への味への思いが詰まった一杯、第3回目にも期待したい。
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 サン・ゴタルド在住の田中義文、峯子夫妻の旧友を訪ねるモンテビデオの旅。現地の治田守さんに「近くだから、連れて行くよ」とその場で乗せて行ってもらうことになったそう。平田さんの住む市は「約30キロ先」という話だったが、実際にはもっと遠かったとか。数十キロ離れた場所を「すぐそこだよ」という感覚はブラジルだけではないみたいだ。