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ニッケイ新聞 2011年11月12日付け

 今年で80周年を迎えた高拓生。注目すべきは数々の記念事業を手がける子孫による高拓会の熱意。ヴィラ・アマゾニアにあった「八紘会館」を数年以内に再現し、資料館や職業訓練学校を設立するとか。「建物の概観も忠実に再現する」と佐藤ヴァルジール会長のこだわりもひとしおだが、パリンチンス日伯協会が進める同様のプロジェトがあったが事実上立ち消えになっている。是非とも実現させて欲しいものだが。
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 神戸の日伯協会が創立85周年記念の集いを12月4日午後1時から、同市内の「海外移住と文化の交流センター」(旧移民収容所)で行う。1926年5月創立という由緒ある団体だ。ちょうどブラジル移民の全盛期が始まった年であり、これからの10年間が〃移民の団塊世代〃ともいえる期間だ。しかも日伯協会はその年の12月から毎号100頁もある月刊機関紙『ブラジル』を始め、9年間続いたという。当時としては立派なブラジル紹介専門誌といえそうだ。しかも戦中戦後の41年から48年までの事務局閉鎖を挟んで活動再開、復刊し、現在953号を数える。ブラジル関係では最多の機関誌ではないか。記念の節目を盛大に祝って欲しいものだ。
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 17日にライブを行う青木カナさん。今月末スペインのマドリッドで、その後は東京で3本ライブを行うそうで国内の公演は今年最後となる。東京では、やはり「ブラジル音楽」として日本人になじみ深いボサノバ、サンバを中心に歌うとか。ライブでは日系、非日系が半数ずつほどで、お客さんと一体になった雰囲気を心がけているとか。「日本とブラジル、国民同士がもっと歩み寄れるんじゃないかと思う」。音楽を通じての日伯の〃架け橋〃ライブとなりそう。