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大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年11月15日付け

 BEGINはドキュメンタリー番組の収録も行い、南麻州カンポグランデを訪問、同州の無形文化財となっている沖縄ソバを楽しみ、笠戸丸移民で三線を携えた宮城伊八氏の四男セイシンさん宅も訪れた。伊八氏の三線に触れたBEGINのメンバーは「今まで弾いた中で一番良い三線」と感嘆の声を上げたそう。自らも三線を弾くセイシンさんは、自分の三線も持っているものの、ときおり父の形見の三線も響かせているとか。
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 高拓生事業の創始者・上塚司氏がアマゾン開拓当初に撮影した映像が、高拓生80周年記念祝賀会で上映された。司氏の孫・芳郎さんが提供したもので、資料の一部は国立国会図書館にも寄贈された。同図書館のサイト(www.ndl.go.jp/brasil)ではヴィラ・アマゾニアでの入植祭や山焼き、開墾の様子などを編集した小ムービーも公開。関心のある方はご覧になってみては。
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 取材のため長距離夜行バスをよく利用するが、先日初めて警官と隣同士になった。狭いバスだったため、大柄の彼が腰元に装備する拳銃のケースが耳子に何度も当たった。消灯になり、寝ている間に銃を盗られはしまいかと心配したが、彼はケースから取り出すと、なんと股間に挟んでガード、そのまま目を閉じてしまった。弾入りの拳銃を股座に置いては安眠できなさそうだが、耳子より先に彼は夢の世界へ…