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横浜市議10人が来伯=神奈川県人会が歓迎会=「様々な分野で交流を」

ニッケイ新聞 2011年11月19日付け

 神奈川文化擁護協会(永田淳会長)は14日夜、ブラジル視察に訪れた横浜市市会議員10人の歓迎会をリベルダーデ区のニッケイパラセホテルで開いた。会員ら約40人が集まり、懇談に花を咲かせた。
 一行はドイツのフランクフルト、南アフリカ共和国のヨハネスブルグなどを訪問し、12日にサンパウロ市入り。13日はサントスを訪れ同地在住の日本人と交流を行い、14日に在聖総領事館、移民史料館を訪れた。
 永田会長は「今後いっそうの人材交流・親善を図りたい」と挨拶、大部一秋在聖総領事は「横浜市はJICAの海外移住資料館があり、在日ブラジル人も多い。将来性のある交流を」と期待した。
 来伯は2度目の横山正人団長(47、自民党)は「今回の視察のなかでブラジルには一番関心があった。日系社会もある。今後は農業など様々な分野で交流を行えれば」とのべた。
 サントス訪問のさい、同じ港町で多くの移民船が横浜港から出港した縁があるとして、同市の中井貞夫市議から姉妹都市提携の提案があったことも明かした。
 横浜市では従来の海外の姉妹都市と違い、双方の都市にメリットのある特定の分野に絞って交流する「パートナー都市協定」を世界6都市と結んでいる。
 斉藤達也議員(38、自民党)は「サントス、サンパウロ市とも何らかの交流を考えたい」と話した。
 また一行は野村アウレリオサンパウロ市議とも懇談し、斉藤議員は「環境モデル都市に指定されている横浜市は、高度成長中でインフラ整備やゴミ問題が課題のサンパウロ市に助言できることがあるのでは」と話していた。