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【高拓生入植80周年】晴れやかに記念祝賀会=ブラジルメディア報道に拍手

ニッケイ新聞 2011年11月25日付け

 25日朝はマナウス市内のノッサ・セニョーラ・デ・ナザレ教会で記念ミサを、夜は同日伯協会で記念祝賀会を開き、285人の高拓生親族、トニー州議員や長沼総領事、牛田副会頭、同日伯協会の錦戸健会長、上塚芳郎氏も集い、記念事業の成功を祝った。
 佐藤会長は喜びを露わに、「今年は高拓会も創立から10年。トニー州議員を初め、みなさんの協力で歴史的不正が正された」と挨拶を述べた。
 長沼総領事は「州政府の謝罪により、長年の苦渋が払拭された」と祝辞を述べ、芳郎氏は「これで高拓生らの貢献が国民にも広く知られたはず」と喜びを分かち合った。
 トニー州議員は「謝罪が実現してよかった。州議会での佐藤会長、東海林さんの挨拶はとても感動的で、思わず涙が溢れた」と感動した様子で語った。
 会場に、朝の州議会での様子が同日報道された地方・全国網ニュースの録画が流されると大きな拍手が沸き起こった。
 高拓生とその未亡人、トニー州議員や芳郎さんらに表彰が行われ、長沼総領事から佐藤会長にも表彰状が手渡された。
 錦戸会長が乾杯の音頭を取り、食事をしながらそれぞれ歓談や余興を心行くまで楽しんだ。帰り際には参加者全員に、ジュート製のリボンでラッピングされた記念誌が贈られた。