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夏も近いのに気温0度=南伯、南東伯を寒波襲う

ニッケイ新聞 2011年12月3日付け

 20日足らずで夏に入るブラジルだが、サンタカタリーナ州ウルペマでは2日朝、最低気温0度を記録したと2日付G1サイトが報じた。
 ブラジルで最も寒いとされるサンタカタリーナ州とはいえ、夏直前のこの時期にウルビシで2・6度、サンジョアキンで4度などの低温記録は予想外。同じく南伯の南大河州でも山間部などで寒波の影響が出ており、ヴァカリアで最低気温5・1度と報告されたほか、パラナ州の西部や南部でも最低気温が10度かそれ以下だったという。
 南伯の人々を凍え上がらせた寒波は1日に同地域に入った寒冷前線によるもので、冷たい空気が暖気を急速に押し上げられたことで発生した、風と雷を伴う強い雨は、広範囲に洪水などの被害ももたらした。週末の寒波は若干弱まり、2日ほど冷え込むことはないと見られている。
 一方、南伯と隣接する南東伯も寒波の影響が出ており、1日の午後3時に28・8度を記録したサンパウロ市では、2日の同時刻に16・8度と大幅に気温が低下。
 サンパウロ州海岸部とリオ州南部では2日も弱い雨が降っており、気温の急変に伴う体調の変化に注意が必要だ。

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