ニッケイ新聞 2011年12月27日付け
今年で15回目を迎えるサンパウロ市パウリスタ大通りでのレヴェイロンは、同大通りの120周年を兼ね、2度の花火打ち上げなどで盛大に祝われると16日付エスタード紙が報じている。
31日午後8時からのプログラムは、10代に大人気のアイドル・ロック・バンド、レスタルチ、サンパウロ市を代表するベテラン・バンド、ウルトラージェ・ア・リゴール、女性歌手のロベルタ・ミランダのコンサートで幕を開ける。
元旦を迎える午前0時には、コンジュント・ナシオナルとフレイ・カネカ通りのアニェンビ・モルンビ大学の2カ所から15分間、花火が打ち上げられ、その後は、ベロ・オリゾンテ出身の人気バンド、ジョッタ・クエストとKLBが登場。
2度目の花火打ち上げの後は、紙吹雪やスポットライトによる5分間の演出にあわせ、バシアーナ・オーケストラとエスコーラ・デ・サンバ、ヴァイ・ヴァイの打楽器奏者との競演による国歌演奏。指揮はジョアン・カルロス・マルチン氏で、国歌に先立つ「アヴェ・マリア」の演奏も同氏が指揮をつとめる。
パウリスタ大通り沿いには13の電光パネルが設置され、警備と交通整理のためのスタッフは2900人動員される。
地下鉄は1号線、2号線、3号線が1月1日の午前2時まで通常運転。それ以降はレヴェイロンからの帰宅用電車が、パライゾ、ブリガデイロ、コンソラソンの3駅から運行され、それ以外の駅は降車専用となる。今回のレヴェイロンには200万人の人出が見込まれている。