サンパウロ州内陸部アラサツーバで18日夜、チエテ川の底に沈んでいた車が発見され、クレーン車で引き上げられた。
乗用車が発見されたのはチエテ川沿いにある造船所の近くで、通行人からの通報を受けた警察がクレーン車を使って引き上げたが、赤い車体は藻や貝などで覆われ、ナンバープレートは失われていた。警察は車を盗んだ犯人が川に放棄したと見て捜査を行っている。
アラサツーバ市内を流れる川や水路は干ばつで水位が低下しており、1週間ほど前も、アズルと呼ばれる水路に沈んでいた車が見つかっている。こちらの車は同市のナンバープレートがついており、鍵も刺さったまま。警察によると、1996年製の乗用車は15年前に盗まれたもので、犯人はハンドルとペダルを紐で固定し、エンジンをかけた後、川に向かって走らせたようだ。
同市では5月にも、郊外の農村地帯を走り、チエテ川に流れ込むラフォンと呼ばれる水路で乗用車とトラック、バイクが見つかっているため、18日に見つかった乗用車は、川底から引き上げられた5台目の車という事になる。(19日付G1サイトより)
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