地下鉄４号線＝３月、パウリスタ～Ｆ・リーマ開通＝２０１２年ルース・ブタンタンが開通

ニッケイ新聞　２０１０年１月５日付け

　地下鉄公団は１２月３０日、ルースとヴィラ・ソーニア間の４号線を段階的に開通する意向を表明し、先ず２０１０年３月パウリスタ大通りとファリア・リーマ大通り間の３キロメートルを直行無停車で運行と３１日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
　同４号線完成の暁には、全長１２・８キロメートル、１１駅が設置される。同線は地下鉄では初めての官民合弁で３０年間、共同経営となる。続いて２０１２年、ルース～ブタンタン間が開通予定。ヴィラ・ソーニアまでの全線開通は２０１３年、開通予定。
　同線は、リモート・コントロールの無人電車を運行させ、韓国方式の安全対策の数々を導入。同線の車両には非常口が前後にあり、床が地面に降り、線路づたいに避難する。これは、従来の車両になかった。
　プラットフォームの黄線にガラス板の遮蔽を設け、車両停止後と発車前に開閉し、飛び込みをさせない。同線は、７５秒間隔で運行する。