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本紙連載=伯移民の赤ひげ先生=「高岡専太郎」が出版

ニッケイ新聞 2010年1月7日付け

 2008年にニッケイ新聞で連載した押切宗平さんの著作「ブラジルで日本人医師の〃草分け〃~もう一人の野口英世~高岡専太郎」が1冊の本「高岡専太郎―ブラジル移民の赤ひげ先生」(1680円、230頁)となって無明舎出版から出版された。ニッケイ新聞編集部で15冊取り扱っている。1冊40レアル。
 1917年に渡伯、24年には政府から資格を取得して、ブラジルで日本人初の医師となった高岡専太郎(1885~1963年)。
 その生涯をコロニアに捧げた予防医学の権威として知られ、同著では、悪性マラリアなどの予防医学の権威として邦人移民社会に貢献した「もう一人の野口英世」の生涯が活写されている。
 高岡家の親族にあたるという押切さんは、同書を執筆するために2007年に来伯、綿密な調査の末に書き上げた渾身の1冊となっている。
 問い合わせは編集部(11・3208・3977)まで。