ニッケイ新聞 2010年1月9日付け
リオ市のピエール・マウアーでは、8~13日の日程で「ファッション・リオ」を開催中だ。約30社に及ぶ高級洋装店が秋・冬のデザインを発表するもので、2016年のリオ五輪成功をも願い、スポーティーな服も数多く出展する模様。
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2009年の外国人向け恩赦は過去最高の4万3千件に及びそうだ。6日付サイトによれば、申請が受理されて暫定ビザを受け取った外国人は4万1816人。09年2月1日までに入国した不法滞在者が対象で、申請最終日の12月30日にも相当数の駆込み申請があり、審理中の人も多数。サンパウロ州3万4千人、リオ州2400人の様に、南東伯での申請が多い。国別の、ボリビア1万6881人、中国5942人、ペルー4642人、パラグアイ4135人、韓国1129人は納得できるが、欧州出身者も2390人が申請したという。暫定ビザは2年間無犯罪で過ごせば、永住ビザへの切替えも可能。政府予想の5万人には達しなかったが、1988年の3万8千人、1998年の3万9500人に比べ、大幅な伸び。
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サンパウロ州軍警のクアルテウ(兵舎)やポストでは、8日付本紙報道のサンルイス・ド・パライチンガへの寄付の品を受取り、現地に送っている。第一陣の品は既に現地に届いたが、7日のニュースでは、塩素系漂白剤(アグア・サニタリア)や洗剤、石鹸や歯ブラシなどの個人用衛生用品、ホーキなども不足と報道。同市への寄付はサンパウロ州水道局でも受付ける。泥だらけになった家の中を掃除したりする間も、失った人や物を思い出し易くなる被災者のため、同市への精神ケアの専門家派遣の予定もあるが、他の被災地ではどんな対策が採られているのだろうか。