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東西南北

 まだ10代だった02年に両親を保険金目的で殺し、39年の実刑判決を受けて服役中のスザーネ・リシュトフェン実刑囚が18日、サンパウロ州地裁が彼女に出したセミ・アベルトの許可の実行延期を求めた。地裁の出した判断は昼間の外出を認めるもので、「いくら模範囚でも39年の実刑囚には早いのでは」と話題になっていたが、同実刑囚自身が渋るという異例の展開となった。同実刑囚はセミ・アベルトの実行により、現在収監中のところから別の刑務所に収監されるのを渋っているという。同実刑囚は移転先の刑務所は工事中だから、工事終了後に移りたいというが、刑法の専門家は「刑を決めるのは裁判所だ」と語っている。
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 19日午前、大サンパウロ市圏オザスコで、軍警のジルリアンドロ・ローザ・デ・ソウザ伍長(30)がバス停を襲った2人組の強盗に銃で撃たれて死亡する事件があった。同伍長はこの日、サンパウロ市東部で行なわれていた軍曹への昇級講座を受けるため、私服姿でバスを待っていたが、バス停で襲われて銃を抜こうとしたのを見られ、首筋を撃たれた上、銃を奪われた。2人組はこの日の午前、少なくとも3件のバス停強盗を行なった後だった。
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 19日に発表になったW杯後初となるセレソンのメンバーに対し、ネットでの反応は概ね好評ではあったが、フォワードのフッキとジエゴ・タルデリの2人に「弱い」との反応が多かった。代わりにファンが希望した名前で目立ったのはルーカス、アラン・カルデッキ、ガンソ、アレッシャンドレ・パトなど。いずれも新旧のサンパウロの選手だった。