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ゲートボールで楽しく幸せに=GB連合総会=新会館の落成祝った09年=今年は世界大会で上海へ

ニッケイ新聞 2010年1月16日付け

 ブラジルゲートボール連合(本藤利会長)は14日午前、宮城県人会館で第27回定期総会を開き、サンパウロ州、パラナ、リオ、ミナス、マット・グロッソなど国内各地の支部から124人の代表が出席した。全伯24支部、3500会員を有する同連合。昨年7月には念願の新会館を落成した。今年は9月に中国・上海で開催予定の世界選手権大会に参加する予定だ。

 先亡者への黙祷後あいさつに立った本藤会長は、「昨年も会員の皆さんの直接間接の支援で予想以上の成果を挙げることができた」と感謝し、「今年も皆さんがゲートボールを通じて楽しく幸せな毎日を送ることを祈ります」と述べた。
 サンパウロ市の連合コート近くに取得した新会館は、創立20周年を機に「連合も青年になったのだから自分たちの事務所が必要」(本藤会長)と計画され進められてきたもの。
 サロンや台所、資料室などを備えた平屋建てで、床面積約280平方メートル、敷地面積約480平方メートル。約20万レアルの費用をかけて整備された。100人あまりが集まった落成式の後、8月から事務所機能を移転している。
 会長は、「いい場所で皆よろこんでいる」と話し、あわせて同連合創立から昨年まで事務所を提供したサンパウロ新聞社へ謝意を表した。
 総会は永田征次郎さん(フェルナン・ジアス支部)が議長を務め進行。山口定次副総務(聖北支部)が昨年度事業を報告した。
 同連合では昨年、全伯選抜など七つの大会を主催したほか、県連ゲートボール大会と老ク連ふれあい大会を主管。中でも初めて60代までの選手による青壮年大会を開催した。11月の慈善大会では、6福祉団体に1万5500レアルの寄付を行った。
 黒羽安丞会計の報告によれば、収入は約20万4千レアル、支出は約18万レアル。今年度予算は会館経費が増えることから22万3千レアルを予定している。
 また今年は例年の大会に加え、9月17~19日に上海で開催される第10回世界ゲートボール大会に参加する。
 現時点では南米全体で18チームの出場枠があり、ブラジルからは14、5チームの出場を見込んでいる。世界大会参加とあわせ、上海万博や北京の観光を行うほか、ゲートボール発祥の地、北海道芽室町で行われる親善大会に参加する予定だ。
 本藤会長は「ゲートボールの最高の大会。15チームが出られるよう交渉中だが、ぜひ参加して世界最高の場を踏んでもらいたい」と話した。
 事業および会計報告、事業計画および予算案ともに拍手で承認。出席者の質疑の後、マリンガから訪れた植田憲司副会長がマイクを持ち、「健康と親睦、再会を大切に、ゲートボールをしながら長生きしてほしい」と述べた。
 総会終了後は2級審判員の認定証授与式と、09年度優秀審判員および優秀運営協力者計26人への表彰が行われ、本藤会長、各副会長から記念品が贈られた。
 表彰を受けた人たち、所属クラブは次の通り。高村マサノリ・マリオ=コーペルコチア、福島サチコ=サンミゲル・パウリスタ、タツキ・コンノ=モジ、前田イサオ=イタポランガ、亀田サダツグ=ピエダーデ、山口マサコ=東山、迫田ムネコ=同、石川エミコ・ラウラ=フェルノン・ジアス、岡島サトシ=ペレイラ・バレット、マリア・モリヒサ=プロミッソン、藤原ツトム=アシス、星野パウロ=ジュンケイロポリス、梅田ミノル・シルビオ=モンテ・アルト、高橋丹野ラファエル=グアイーラ、サトル・モリタ=ジャレス、ミユキ・マキシ=クリチーバ、葛西トオル=ロンドリーナ、斉藤奥間セツコ=マリンガ、平岡マサアキ=アシス・シャトーブリアン、高橋ヨシマサ=ウムアラマ、富樫カズエ=リオ、ジョルジ・カワハラ=ドン・アキノ、ヒロシ・オキド=ゴイアニア、藤川アルジラ=リーガ・ブラジリエンセ、佐々木チエコ=ACENIBRA、トシヒコ・モリタ=北伯。(敬称略)