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ニッケイ新聞 2010年1月19日付け

 本日の日系社会面6面から、振り仮名(ルビ)付き紙面を試験的に始めた。昨年10月にルビ振り紙面化を提唱、座談会を行って以来、本紙投稿欄「ぷらっさ」にも多くから意見が寄せられた。すでにメールマガジン「国際派日本人養成講座」を週1回、振り仮名つきで転載し、好評を頂いている。この機会に、普段日本語をしゃべっているが新聞は読んでいないという人が周りに居たら、ぜひ、振り仮名付きの紙面を見せて欲しい。今まで邦字紙を読んでいなかったバイリンガル二世層が少しでも日本語に親しみを感じるようになれば、コロニアの日本語はまだまだ続くと信じたい。
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 鉄腕アトムの原作者、手塚治虫さんは1984年、講演のためにブラジルを訪れた際、アニメ「モニカ」で知られるマウリシオ・デ・ソウザさんと知り合った。翌年、日本を訪れたソウザさんを手塚さんが自ら案内。生まれ故郷の兵庫県宝塚市に連れて行き、ミュージカルを見せた。ソウザさんは89年に手塚さんが亡くなった際、主を亡くし、落ち込んでいるアトムやリボンの騎士を励ますモニカ達キャラクターの姿が描かれたイラストを送ったとか。
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 日本語しか話せない帰伯子弟のためのポ語無料教室「カエルの教室」が今月18日に再開。現在10人前後の子供が学ぶが、精神的な問題を抱えている場合が多く、カエル・プロジェクトの心理学者たちもサポートにあたっている。代表の中川郷子さんは「ポ語、精神的に問題を抱えている子を誘って欲しい」と呼びかける。時間は、月・水・金曜日の午前9時、午後2時半からの2回。場所は、文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381)地下1階ISEC事務所。詳しくは、電話=11・3203・1916、メール=projetokaeru@isec.org.br、kyoko@uol.com.brまで。サイトは(www.isec.org.br