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サンパウロ市の456周年記念日間近=ベシーガのケーキも復活=30時間続く音楽ショーも

ニッケイ新聞 2010年1月21日付け

 市政456周年を間もなく迎えるサンパウロ市で、各種の記念行事が始まった。
 1554年にイエズス会のマノエウ・ダ・ノブレガ神父らが建設し始めたサンパウロは、今や人口1100万人を数える大都市。ラ米最大、世界3位の経済、文化都市として発展を続けている。
 創立記念日の25日には、恒例のセー大聖堂でのミサとパチオ・ド・コレージオでの記念式典が行われるが、456周年の今年は、古い町並みを記念した映画の上映なども始まった。
 ラルゴ・セナドール・ラウル・カルドーゾ207番のシネマテッカが19~25日に上映するのは、〃オ・プリターノ・ダ・ルア・アウグスタ(アウグスタ街の清教徒)〃や〃エスタ・ルア・タン・アウグスタ(荘厳なる道)〃、〃アウグスタス(威厳ある者達)〃、70年代のサンパウロ市の光景を収めた〃ミグランテス(移住者達)〃、〃オニブス〃など。
 25日には、中国人の監督が、リベルダーデに1年間住んで制作したという〃プラスティック・シティ〃も封切される。
 また、イビラプエラ公園のマルキーゼでは、22~25日の10~17時に、水やエネルギーなどがテーマの展示会。
 セー広場111番のカイシャ・クルツラウでは、23~28日の9~21時、サンパウロ市の歴史や文化遺産を追った写真展〃メモーリア・ダ・シダーデ〃も開催される。
 また、ヴァーレ・ド・アニャンガバウーでは、24日15時~25日21時の30時間、軍警合唱団やサンバグループなどのショーを開催。イピランガの独立記念公園では25日15時から、インテルラゴスのSESCでも同16時から、音楽ショーが開催される。
 また、昨年は資金不足で画餅に終ったベシーガ地区のケーキ(ボーロ)も復活。毎年1メートルずつ延び、今年は456メートルになるケーキは、奪い合いが起きないよう、11時から、350グラムずつ、5千個に切り分けて配るという。
 昨年から始まったバイクツアーは20日に講演会、25日にサイクリング実施。グアラピランガ貯水池では25~31日、150人の選手が参加するヨット競技(中南米大会と第1回南米青年大会)も開催される。