ニッケイ新聞 2010年1月22日付け
米国製無水エタノールが立法米480ドルなのに対し国産が790ドルという珍現象が起きていることで政府は20日、同品のゼロ関税輸入の検討に入ったと21日付けエスタード紙が報じた。
現行税率は20%。これが免税となり輸入で賄うと、在庫不要やサトウキビ端境期の手配無用、差額310ドルなど色々なメリットがある。関税削減はエタノールをコモディティの仲間入りをさせるため、政府で以前から検討していた。
エタノールの輸入は、1月から4月の端境期に百万リットル以下とする計画。エタノールの販売価格は昨年10月、リットル当たり1レアルであった。それが現在、政府の買い付け価格が1・29レアルだ。