ニッケイ新聞 2010年1月29日付け
「疲れた辞任」の秋田県人会の小松雹玄前会長。健康管理を意識することになったエピソードを語った。JICA人事部時代、多忙で睡眠時間も摂れなかったある日、通勤電車で金縛りにあい、身動きがとれなくなったという。辞任の理由の一つに「会長の責任負担の大きさ」も漏らすが、後進のために仕事を分散させ、体制改革をしてもよかったのでは。人を上手く使うのも会長の仕事だが、やはり理由はほかにある?
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今年5月に日系初の上院議員となる柳井ジョルジ氏の父はパリンチンスにジュート栽培に入植した元高拓生。クリチーバに住む母綾子さん(87)は、広島県双三郡布野村(現三次市)出身。余談だが、アマゾン・トメアスーの第1回移民で現在も同地に住む山田元さんと同郷だ。パラナ生まれのセナドール、アマゾンに縁がある!?
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社会福祉センターへの移転や移転後の文協建物内不動産の運営が議題に上がった援協の定例役員会があったのは28日。その日はちょうど、援協の51年目の創立日にあたることから、会議の途中、坂和三郎副会長が音頭を取り誕生日の歌が歌われ、「パラベンス!」と和やかな雰囲気に包まれた。昨年の50周年で社会福祉センターが完成。今年3月にセンターの運営が開始される予定になっており、コロニアの期待も高まる。50年の歴史を刻んだ援協が生んだ〃赤ちゃん〃の産声を早く聞きたい。