ニッケイ新聞 2010年2月3日付け
英国のチームを一時離れ、古巣サントスで8月までプレーする事になったサッカー選手、ロビーニョの歓迎セレモニーが1日に行われた。ペレと一緒にスタジアムに現れたロビーニョは、1万2千人のファンを前に、古巣に戻った喜びを表現。ヘディングでボールを操り続ける姿に、東京オリンピックで東洋の魔女を生んだ大松監督の「ボールを体の一部とせよ」の言葉は球技全てに共通すると、改めて実感!
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12月23日から1日も欠ける事無く雨に見舞われたサンパウロ市では、1月の降水量が、1945年の481・4ミリに僅かに及ばぬ480・5ミリを記録。公式記録では観測史上2番目だが、1月30日付伯字紙には、コンソラソンでは29日までに国内一の696・2ミリを記録との報道も。31日付エスタード紙は、農作物の質や収穫量低下、病気拡大を懸念する記事も掲載したが、種がまけない農家も続出する中、穀物収穫量史上2位との予測通りに事は運ぶか。品質低下で買い取り価格も下がるなど、雨による損失に苦しむ農家がどうやって脱却できるかも気がかりだ。
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サンパウロ州地下鉄と都電(CPTM)料金が、9日から、現行料金の2・55レアルが2・65レアルにと3・9%値上がりする。バスとの連結乗車は4レアルから4・07レアルで1・8%調整。フィデリダーデは、8回分20・32レアル、20回分48・70レアル、50回分116・50レアルに、週末や休日用ラザール・ブラは10回分で22・30レアルになる。早朝利用のマドルガドールは適用時間が15分延長となり、CPTMは4時~5時35分、地下鉄は4時40分~6時15分の間、2・40レアルで乗車可能。