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愛知・名古屋=逃亡運転を指名手配=3人死亡ひき逃げ事件

ニッケイ新聞 2010年2月5日付け

 【共同】名古屋市の国道交差点で1日未明、歩行者3人が乗用車にはねられて死亡したひき逃げ事件で、愛知県警熱田署捜査本部は4日、車を運転し、事故後に現場から逃走したとして、ブラジル人の男(26)=岐阜県美濃加茂市=を危険運転致死と道交法違反の疑いで指名手配した。
 捜査本部によると、ひき逃げした車に乗っていたのはブラジル人の男4人。うち2人が4日までに出頭、証言などから乗用車を運転していた男の身元を割り出した。残る1人も愛知県内の30代の男と特定し、関係先を捜査するなど逃走中の2人の行方を追っている。
 指名手配の容疑は、1日午前0時55分ごろ、名古屋市熱田区の国道1号を無免許で運転し、赤信号を無視して交差点に高速で進入。対向車を避けようとして歩道に突っ込み、3人をはねて死亡させ、逃走した疑い。
 捜査本部は出頭した2人のうち、事件後に逃走用の車両を盗もうとしたとして、窃盗未遂の疑いで無職矢坂エドアルド容疑者(32)=名古屋市中区=を2日に、別の窃盗容疑で、4日に出頭した無職カブラル・エウェルトン・フェレイラ容疑者(31)=愛知県小牧市=をそれぞれ逮捕した。