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浸水家屋が価額下落=乾期に入れば値上がりか
ニッケイ新聞 2010年2月6日付け
不動産業協会(Creci)は3日、降雨で浸水する地域の不動産がサンパウロ市の中心街を除く全域にわたって暴落していると発表したことを4日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
東部のアリカンドゥーバやJd・エレーナ、Jd・パンタナウに至っては、30%の値下がりが記録された。北部ではJd・トレメンベー、ジャサナン、エドゥー・シャーベス、ヴィラ・マゼイなどが下落。
セアザ近辺のヴィラ・レオポルジーナが、15%の下落。南部では、シダーデ・アデマル、カペラ・デ・ソコーロ、ブルックリン、サントアマーロ、ピニェイロス川沿岸が20%の下落。
同協会は、値下がりを一時的現象と見ている。天気が回復し乾期に入れば、数カ月以内に値上がりが始まる。業界では不動産の値下がりは、不動産の需給による資産の流動性と呼んでいる。