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東西南北

ニッケイ新聞 2010年2月6日付け

 09年サンパウロ州選手権は無敗で優勝したコリンチアンスが100周年の年に一敗を喫した翌日の4日、ロビーニョ復帰で勢いに乗るサントスがサントアンドレーを2対1で沈めて首位に躍り出た。ロビーニョの国内初戦はまだで、4日のサントスのスターは、5日に18歳になったネイマール。昨年3月デビューの新鋭は、サンパウロ州選手権6試合で6得点の活躍中。
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 ブラジルで開催される14年のサッカーW杯会場12市では、3月1日から競技場の改修工事などを開始。社会経済開発銀行と州や市からの公的資金での工事が大半だが、球技場をホームとするチームが負担する所もある。南アフリカでW杯開催の今年は、12年のロンドン五輪に向けリオ市が10~13人の選手強化養成費拠出など、スポーツ絡みの情報も目白押し。14年W杯前の全線開業は無理とされたサンパウロ州~リオ間高速鉄道は、16年リオ五輪に間に合うか。
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 シュラスコなど、肉料理がおいしいブラジルだが、5日付フォーリャ紙に、赤身の肉は週300グラムまでにとの記事。適度な運動とバランスの取れた食生活で、ガン全体の19%、種類によっては60%以上が防げるという。穀物や野菜、果物は毎日食べる、サラミやハムなどの加工品は極力避ける、塩分取りすぎにつながる缶詰消費も程々になどの内容では、加工業者から苦情も出そうだ。
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 地球温暖化やエルニーニョが原因か、4日のリオ市で40度超など、猛暑や電力消費新記録の報道が続く。2月に入っての4日間で平均降水量の56%の雨が降り、落雷や倒木の報道も相次ぐサンパウロ市では、高温と低湿度が強風発生の原因とか。これだけ雨が降っても低湿度というのは、緑などが少ない事も原因か。