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カードは今、全盛時代=2大企業独占に終止符
ニッケイ新聞 2010年2月10日付け
クレジット・カード協会(Abecs)は8日、同カードの需要と取引高が今年、サンタンデルの参入で20%の増加見込みと発表したことを9日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
09年の取引数は、61億回に上った。10年の取引数は、11%増見込み。サンタンデルの参入で2大カード(Visanetの54%とRedecardの39%)時代の終焉が、予想されている。
2大カードの独占は、公正取引委員会(Cade)から不都合を指摘され、ブラデスコや伯銀などの参入が望まれていた。サンタンデルが独自のネットを設けるには、1億レアルを要すると見られているからだ。
他に英国のバークレイ銀行も、ブラジルへの進出を狙っている。現在はスーパー専門のカードや薬局専門、ガソリン・スタンド専門などの新しいカードがブラジル進出へ手ぐすねを引いている。