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テレビは液晶時代=LCDがブラウン管を越す

ニッケイ新聞 2010年2月16日付け

 電子機器製造労組は12日、W杯サッカー景気で液晶(LCD)とプラズマ・テレビの発注量がブラウン管テレビのそれを超えたと発表したことを13日付けフォーリャ紙が報じた。09年のLCD発注量は430万台、売上30億レアルであった。10年は65%増を見込んでいる。
 メーカーのサムスンやLG、フィリップス、ソニーは、例年の3月生産開始を1月へ前倒しした。10年は700万台の液晶テレビが、市場にお目見えする。W杯を観戦するため、大型画面の注文が多い。
 今年の液晶テレビは、消費電力が蛍光灯より少ないLED(ダイオード・ランプ)半導体が使用され、マナウスで生産に入った。テレビ工場は昨年末、6千人の臨時要員を採用。マナウスのテレビ工場では現在、4万6千人が就労する。
 電子機器店は、昨年同期比50%増の売上を目指している。05年には3万レアルした42インチLCDは、今年は原価が2500レアル。但しドル安であれば。液晶テレビは、部品の85%を輸入品に頼っている。