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大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年2月16日付け

 サンバ・パレードではメストレ・サーラは重要な役割なので、グローボTVで生中継される時も必ず名前が字幕ででる。しかし、今年から第2メストレに昇格した三由翼さんの時は、なんの手違いか第3メストレのブラジル人名が・・・。代わりに第3メストレの時に「TSUBASA」と字幕が出てアナウンサーは「ジャポネースの」とコメントしかけたが、顔がやけに黒く、どうみても日本人らしくないため絶句。逆にいえば、翼さんは「ブラジル人」として紹介され違和感のない演技をしていたよう。
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 インペラドールのパレードに参加したウィリアン・ウー下議は、カメラマンの美代賢志さんに「人種に関係なく、誰もが同じ。それがカーニバルのすばらしいところ」とコメント。日系票に頼っていては上議選挙にはおぼつかない。ブラジル人票を目指して、サンバのステップでブラジル社会へアピールしていた。
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 ハプニング? カーニバル2日目、「X―9」の1人のパシスタ(ソロダンサー)がしばらく足を引きずるシーンがあった。固唾を飲んで見ていると、ハイヒールが折れた様子。するとその女性、ポーンと両方のハイヒールを捨てて、再び水を得た魚のように踊り始めた。衣装も大切だが、踊ってなんぼのパシスタ。その根性に天晴れ!