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南青協総会=地方隊員が植林事業を=執行部は4期目続投へ

ニッケイ新聞 2010年2月24日付け

 南米産業開発青年隊(南青協・盆子原国彦会長)は23日、「2010年度定期総会」を秋田県人会館で開催し、約40人が出席した。役員改選も行われ、前執行部が再選された。
 冒頭、先亡者に黙祷を捧げ、青年隊隊歌を斉唱、続いて昨年度の経過報告をした盆子原会長は、「我々の親睦会は会費だけで成り立っているが、現執行部になって会費納入者が昨年は105人となり、ほんのわずかだが福祉団体に寄付することが出来た」と報告をした。
 続いての報告によれば、移住した隊員は326人。現在もブラジルで活躍する隊員は172人で、全体の52・7%、日本へ帰国した人は58人(同18%)、死亡者74人(同23・7%)となっており、その他、ポルトガルやスイスに再移住した人もいる。
 60年9月に「あるぜんちな丸」で到着した6期生の50周年記念式典を今年9月に「BLUE TREE PARK」(リンス市)で開く予定も発表された。
 隊員からは、「地方に住んでいる農場主を中心に、それぞれの農場で植林をしよう」という発案があり、試験的にパラナの隊員が取り組む事になった。
 総会後は出席者全員で記念撮影、続いて新年祝賀会、全員に景品が当たるビンゴなどが行われ午後遅くまで歓談した。
 当日は役員改選も行われ前執行部が選ばれ、4期目のかじ取りをすることになった。
 新執行部は次のとおり。会長=盆子原国彦、副会長=早川量通、斎藤信夫(パラナ支部長)、会計理事=長田誉才、佐藤勝、書記理事=加藤武男、監事=鈴木源治、有田稔、顧問=曽我義成、斎藤重雄。