ニッケイ新聞 2010年2月24日付け
今年55周年を祝うコチア青年たち。すでに傘寿が誕生しているのに、まだまだ青年。定期総会を訪れ、その元気さに圧倒された。
年齢的には上から下まで約20歳の差。2500人がそれぞれたどった道もまた、様々だ。
最初に入った所で今も生活を営む人がいれば、パトロンの所を〃逃げ(本人談)〃、心機一転、手探りで新たな人生を掴んできた人もいる。
めぐりめぐってミナスで宝石加工に携わったという青年の歩みは波乱万丈。
また、ジュキア線でマンジューバ販売を手がけたという人。F1レーサーのアイルトン・セナと親交があったという人もおり、人生ドラマに興味は尽きない。
もちろん、走り続ける青年を支え、時に手綱を引いてきたのが夫人たち。節目の年に編まれる夫妻の体験談集が、一人ひとりのブラジルでの歩みを伝えるものになればと思う。(ま)