ニッケイ新聞 2010年2月26日付け
24日に行われたサッカーのリベルタドーレス杯の試合で、コリンチアンス、フラメンゴ、クルゼイロのブラジル3チームが揃って勝利。クルゼイロの勝利には、日系人選手ペードロ・ケンの1点も貢献したが、10日にはサンパウロ、23日にはインテルナシオナルも勝っており、全チームが予選グループ1、2位を占めている。25日のサンパウロから第2戦突入だが、全チーム決勝トーナメント出場となって欲しいもの。一方、国内では、ブラジル杯の試合も始まり、W杯もある今年の忙しさは例年以上。
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09年11月に始まった連警の〃パンドラの箱作戦〃で11日から拘束中の連邦直轄区アルーダ知事は、釈放されたとしても復職はしないと25日に弁護士。とはいえ、知事代行を務めていたパウロ・オクタヴィオ副知事が、二転三転後、23日に民主党(DEM)離脱と共に辞職したのに対し、辞職の意志はないという。新知事代行は、1月25日に引責辞職したレオナルド・プルデンテ区議会議長に替わって就任のウィルソン・リマ氏だが、こちらも知事との癒着が騒がれており、連警の追跡を逃れ得るか疑問。カサビサンパウロ市長の職責剥奪騒ぎ表面化の際は、副市長がだめなら市議会議長、その次は第一、第二副議長の順などとも報道されたが、政治家の世界に純潔を求めるのは無理? 騒ぐだけ騒ぎ、何のお咎めも事実解明もなしというのも困るが…。
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暑さで扇風機などが売れたブラジルだが、寒冷前線の影響で冷えたサンパウロ市では25日1時に、24日の30・7度より9度低い21・5度。南大河州サンジョゼ・ドス・アウゼンテスでは最高気温8・1度、サンタカタリーナ州サンジョアキンは8・5度との報告も。27日からは回復見込みとか。