ニッケイ新聞 2010年2月27日付け
昨年8月に始まったISECの「カエルの教室」。日本生れや日本育ちのデカセギ帰伯者の子供がポ語を勉強している。
新学年が始まった今月から再開したが、半年間で7人が継続的に通い、公立校に順応できる兆しが見え始めたようだ。精神的なものを抜きにすれば、子供は言葉を覚えるのは早いという。
問題は、このような学校に通えない子供、環境を与えられずに引きこもってしまう子供。こちらのほうが圧倒的に多いだろう。
カエルの教室の関係者は、どうにか各地にこの活動を広げていきたいと考える。
ポ語を教えることはできないが、バイリンガルを育てるために一世が何かできることもあるだろう。使わないと日本語も簡単に忘れてしまうという。日本文化や日本語を知る彼らは貴重な存在だ。(親)