ニッケイ新聞 2010年3月3日付け
全伯にヤキソバを出す日系団体やフェイラの屋台は星の数ほどあるが、ピラール文協婦人部のヤキソバの味は格別。関係者は「鶏ガラから一晩かけてダシをとり、野菜や肉をたっぷり入れて餡を作るので、合成調味料は一切なし」と美味しさの秘密の一端を明かす。客に出す直前にうっすらと焦げ目を付けるので麺の味が濃くなり、香ばしい薫りが食欲を刺激する。もし「全伯ヤキソバ御三家」があれば、選ばれること間違いなし?!
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2月28日に行われたスザノ・イペランジャホームのダリア祭り。生憎の雨空だったものの、サンパウロ市などからバス8台が出て盛況。「腕が焼けて、ヒリヒリしてるよ」とは、鮎の炭焼きに腕を振るった佐々木義雄元ホーム長。日焼けならぬ〃炭焼け〃だとか。鮎200尾は完売、地元婦人によるらっきょう漬けなども大好評だったとか。続いて7日にある同祭でも販売する。援協が用意する有料往復バスは、まだ受付中(電話=11・3385・6604)。
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被害が拡大しているチリの大地震。発生時、ちょうど旅行中の知人が滞在中だった。宿泊していたホテルの壁が崩れ落ち、倒壊の恐れがあるため、他の宿泊客と外で夜を過ごしたという。卒業旅行で南米を回っている別の知人は、前日にサンチアゴ行きの航空チケットを取ったばかり。天災のため払い戻しもできず止むなく、旅行先をアルゼンチンに変更したとか。