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日本祭り予算は130万レ=県連代表者会議=各県人会に協力呼びかけ=25日に総会と役員改選

ニッケイ新聞 2010年3月5日付け

 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、与儀昭雄会長)の月例代表者会議が2月25日、三重県人会館で開かれた。7月の第13回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)の準備状況などが報告されたほか、今月25日の定期総会で行われる執行部選挙について説明があった。
 今回の代表者会議には、県人会総会で新会長に就任した押切壮フラビオ(山形)、片山俊一(しゅんいち)アルナルド(高知)、柿坂公正(大分)、川添博(長崎)の各氏が前会長と出席し、それぞれ挨拶した。
 第13回フェスティバルは現時点で約130万レアルの支出を見込んでいることが発表された。坂本アウグスト実行委員長は、カーニバル終了後に二回目のスポンサー訪問を行ったことを報告。さらに、今年は会場内のアルキバンカーダでも食事できるよう、郷土食スタンドの配置を変えることも考えているという。坂本委員長はまた、各県人会から代表を一人実行委員会に出してもらうよう要請した。
 園田昭憲副会長からは県連2008―09年度報告書について説明があり、近く各県人会に校正を行ってもらい、定期総会の前に完成する予定と発表された。
 今年の役員改選は定款改正後はじめて実施される。シャッパ(候補者連記名簿)の人数は12人で、提出期限は総会期日の10日前(3月15日)の午後6時。
 選挙管理委員は松尾治前県連会長ほか、元副会長の天達市雄、南雲良治、竹下康義、長友契蔵の4氏が務める。
 会議の終わりに執行部から、松尾元会長を県連顧問に推薦する提案が出され、出席者の拍手で承認された。執行部は3月をめどに、副会長経験者からなる相談役も新たに推薦する予定。
 このほか千葉県人会の原島義弘会長から、昨年竣工式を行った新県人会館の落成式を5月2日に行う予定であることが発表された。母県慶祝団が来伯するほか、森田健作知事にも訪問を要請しているという。
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 当日は、在サンパウロ総領事館の飯濱輝雄領事相談員が7月に予定されている参議院選挙を前に在外選挙人登録の手続きを説明。「少しでも多くの投票をお願いしたい」と登録促進を呼びかけた。
 このほか、ブラジル日本会議の小森広理事長、村崎道徳同常任顧問も会場を訪れ、選択的夫婦別姓制度を盛り込んだ民法改正案に反対する運動への理解を呼びかけた。