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サルネイ上議が代行か=大統領が休暇をとるなら

ニッケイ新聞 2010年3月6日付け

 マルチンス報道官は4日、ルーラ大統領がロウセフ官房長官(PT=労働者党)の選挙運動に終日専心するため、8月と9月の2カ月間に休暇を取れるか打診したと5日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。
 もし、大統領が休暇に入ると、サルネイ上院議長(PMDB=民主運動党)が大統領代行に就任する可能性があるとグローボ紙が報じた。上議自身は、新聞辞令を根拠がないと否定した。
 「ルーラ大統領は不死身で、本人が大統領候補であったときも、休暇など取らなかった。それが官房長官の応援で、休む筈がない」と同上議がいう。大統領代行は順序から行くと、副大統領。そして上院議長、下院議長の順となる。
 グローボ紙のコメントでは、誰が大統領代行になろうと関心がないという。大統領府や国会周辺は、ロウセフ候補落選で持ちきり。だからルーラ大統領は、休暇を取ってPTの運命を決する決選に備えるであろうという見方が大勢だという。