ニッケイ新聞 2010年3月6日付け
ホンダ自動車との合弁会社である(有)ミツバ・オートパーツ・ド・ブラジル・インドゥストリアル社(高橋博司社長)は、国内2番目となる新工場(資本金1200万レアル)をサンパウロ州アルツール・ノゲイラ市に建設するにあたり、2月24日午前に起工式を行った。2011年4月に操業開始予定、ホンダ自動車用のフロントガラスにつくワイパーシステムなどを製造する。
新工場は、2002年に二輪部品工場をマナウスに建設以来、国内2番目。ミツバ社(本社群馬県、阿久戸庸夫社長)の海外15カ国に展開する22番目の工場となる。
土地面積は4万8千平米で、4月に着工し年末までに第一期として3千平米の工場を建設、設備を設置して、翌4月から操業を開始する予定。工事はホス建設が行う。
2月24日に行われた起工式には本社の日野昇会長、阿部登役員、金田十七尾部長、また高橋同社社長、広町勇一マナウス工場長が出席。来賓として大部一秋在聖総領事、峯川尚ホンダ・サウスアメリカリミターダ社長、マルセロ・カペリーニ同市長夫妻、市会議長、市会議員ら約60人が参加のもと盛大に行われた。
日野会長はあいさつの中で、会社理念「社会と環境に調和した技術の創造を通して、世界の人々に喜びと安心を提供する」をあげ、「一日も早く実現できるよう努力する所存」と述べた。