ニッケイ新聞 2010年3月18日付け
コラム子の陋屋の電気が突然切られた。ブラジルは何事ものんびりしているが、こういう事はやたらに早い。
感心している場合ではない。調べてみると、08年の5月分が未納だという。
「2年も請求しないでおいて…それなら連絡すればいいものを」と呆れたが、冷静に処理するのみ、と深く深呼吸。
「百周年の忙しさで忘れていたのかも」と考えつつ、てくてくとエレクトロ・パウロに出向き、支払い用紙を再発行。その足で払い込んだ。
4時間以内に工事する緊急取り付けを頼んだが何故か来ず、一晩を暗闇の中で過ごすことに。
次の日、苦情の電話をすると、「『担当者は家に誰もいなかった』と言っています」とか。
深呼吸をもう一つ。チリやハイチで今も被災生活をしている人のことを考えた。(剛)