ニッケイ新聞 2010年3月23日付け
新発売! コカ・コーリャ?―。ボリビアのコカの葉工業化社会機構が、2月に販売を開始した炭酸飲料「コカ・コーリャ(Coca Colla)」。アルコールは含まれないがコカの葉の粉末が入っているという同商品は、もちろん世界的に有名な「コカ・コーラ」を真似たもの。おなじみのコーラも、もともとは1800年代後期に頭痛薬として誕生し、コカの葉のエキス(コカイン)が含まれていたそうだ。若者間ではコーラ中毒現象も気になる中、コーリャ中毒は大丈夫?
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「カナダのトロントでは日系老人ホームに日系人一人しかいないという状況も起きてる」と深刻な状況を話す金本伊津子・桃山学院大学教授。ブラジル日系社会には元気な高齢者も多く、日系老人ホームも必要性は高いようだが、「ブラジルもそういう日が来ないとは言い切れませんよね」と忠告。実際、老ク連の支部は2002年から今年にかけて55から46支部に減少しており、一世人口は減る一方だ。
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昨年3冊目の料理本「Cozinha Regional Japonesa(郷土食)」を出した料理研究家の康本静子さん。「今度はブラジル料理を研究したい」とブラジル一周を構想中だとか。同書の前には、野菜料理を扱った「A Vida Esta no Alimento」(ポ語、40レ)や魚料理150品を紹介する「Saboreando e Conhecendo Culinaria Internacional」(ポ語、60レ)を執筆している。フォノマギ竹内書店で販売中。