ニッケイ新聞 2010年3月27日付け
県連主催第33回移民のふるさと巡り。一行が2日目訪れたポウゾ・アレグレの南ミナス文協。本面連載第3回目で紹介したが、広い文協の敷地は、押川栄敏副会長が提供したもの。聞けば「12アルケールのつもりで購入した土地が、実際22アルケールあった」とか。その一部1アルケール(2・6ヘクタール)寄付。市に土地を要請したが、なかなか良い土地がもらえなかったという文協は大助かり。押川さんは、「皆に喜んでもらえてよかった」と笑顔。
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百周年をテーマに「足跡のない道」を作曲、昨年のアマゾン80周年でも歌声を披露したブラキチ歌手宮沢和史さんが、今日27日、沖縄市の劇場でコンサート「ニッポニア~世界で愛されているニッポンの歌たち~」を企画・実施する。沖縄タイムスによれば、同じくアマゾンで演奏した大城クラウディア(アルゼンチン)に加え、シンチア西村(ブラジル)さんらと出演する。キーワードは〃移民〃で、日系社会や移民に関する映像を流す。「地球の裏側にもうひとつの沖縄、日本があることを感じて」と話している。
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県連総会の当日は、園田昭憲副会長が中心となって進め、このほど完成した県連08―09年度報告書が、各県人会に配布された。同報告書は1000部を印刷。各県人会に5冊を無料配布し、それ以外にも10レアル程度で販売する予定という。「県人会の支部や県庁、国際交流課などに送ってもらえたら。必要な県人会は事務局まで連絡してほしい」と園田副会長。