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ダッタフォーリャ=セーラ再びリード広げる=ジウマに移らぬルーラ人気

ニッケイ新聞 2010年3月30日付け

 25、26日に行われたダッタフォーリャによる次期大統領選挙支持率調査によると、2月調査で32%だったセーラサンパウロ州知事が36%に回復した一方、ジウマ官房長官は、2月の28%から1ポイント低い27%となり、同調査で始めての支持率下降を記録した。
 27日付伯字紙によると、先の数字は、シロ・ゴーメス、マリーナ・シウヴァ両氏も加えた調査の結果で、両氏の支持率は、それぞれ、11%と8%を記録。
 シロ・ゴーメス氏を除いた場合には、セーラ40%、ジウマ30%、マリーナ10%で、どちらのケースでも、2月の調査結果と比べ、セーラ支持が伸び、ジルマ支持が低下している。
 一方、決選投票の場合の得票率は、セーラ48%、ジウマ39%で、決選投票がジウマ対シロとなった場合は46%対34%、セーラ対シロとなった場合は52%対29%となっている。
 この候補には投票しないという拒絶率は拮抗しており、シロ26%、セーラ25%、ジウマ23%、マリーナ22%。
 ルーラ大統領への評価は、良い/最高が76%と相変わらず高いが、この評価がジウマ氏に移行しないのが労働者党(PT)の泣き所だ。
 なお、今回調査では南伯のセーラ支持率が10ポイントも伸び、低所得者と女性のセーラ支持も上昇とあるのも、PT陣営には気がかりだろう。