ニッケイ新聞 2010年4月6日付け
大統領選に出馬するためサンパウロ州知事を辞任したジョゼ・セーラ氏の後任にセーラ氏の下で3年3カ月間副知事を務めたアルベルト・ゴールドマン氏(PSDB、72)が就任した。10月の選挙に向けて、セーラ氏が憂いなく選挙戦に没頭できるよう後陣を守る。
ゴールドマン氏の政治家歴は40年目。71~78年サンパウロ州議、79~86年と91~06年2回に渡り連邦下議、イタマール政権下の92~94年に交通大臣を務めた。サンパウロ州副知事と同時に、昨年まではサンパウロ州開発局長も兼務していた。
エスタード紙4日付のインタビューの中で、ゴールドマン氏は「セーラ氏がそうであったように、私も仕事には厳しい」と語り、「セーラ氏のやり方に何ら大きな変化を加えるつもりはない。セーラ氏の方針を受継ぎ今の良い政治を維持していくことが、セーラ氏の選挙活動を支える一助になるはず」との姿勢を示した。