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映画シッコ・シャビエル=伯史上初の動員数=公開1週目に59万人

ニッケイ新聞 2010年4月7日付け

 2日より公開された霊媒師シッコ・シャビエル(1910~2002)を描いたドキュメンタリー映画「Chico Xavier」が、公開1週目の週末、ブラジル史上初の観客数を記録したとフォーリャ紙6日付で報じられた。
 同映画と同じ監督ダニエル・フィーリョ氏が制作した「Se Eu Fosse Voce 2」が1995年に記録した56万人を抜き、59万人を記録したもの。
 全伯377カ所の映画館で公開されたチケットは、南東部の35万人(63%)を筆頭に、北東部13%、中央西部9%、北部2・5%の売れ行き。1200万レアルで作られた同映画の興業収入は、現時点ですでに650万レアルに上ると見られている。
 映画を制作したダウンタウン社のブルーノ・ワイネル社長は、シッコ・シャビエル誕生百周年を記念する同時期の公開が効を奏したと見解。「問い合わせが殺到し、予想を遥かに上回った」と驚く。
 09年度伯映画の興行売上げは、約9億3千万レアル。映画業界では、続く公開に期待がかかる「Tropa de Elite2」の成功を見据え、今年度は映画産業で10億レアルの売上げが見込めるとしている。
 米国では公開1週目の動員数が公開期間全体の3分の一であるのに対し、ブラジルは7分の一から10分の一。同映画は、今後さらなる来場者を稼ぐと予想される。

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